- M&Aで自分の会社を売却するのはいつごろから検討すればよいのでしょうか?
- 早ければ早い方がよいです。準備に要する時間は会社によって違いますし、あと5年早く相談頂ければより良い方法で対応できたのに、、というケースも数多く見られます。
- 会社の借入金に対して連帯保証しています。会社株式を譲渡した後の個人保証はどうなるのでしょうか。
- 買手に個人保証を肩代わりしてもらうケースが大半です。自動的に買手企業に連帯保証が切り替わるということはありませんので、連帯保証や担保の差し入れは、M&A後に金融機関と交渉して解除してもらいます。
- 私の会社は大きくないのですが、本当に売れるんでしょうか?
- 今はM&Aは大企業だけのものではありません。売上規模で1~2億円の会社様も数多くM&Aを実施されています。
- 会社を売却した後は、どうなるのでしょうか?
- しばらくは買手との引継で会社にのこることもありますが、その後はハッピーリタイヤをして、趣味のゴルフや旅行にいそしむ方も多くいらっしゃいます。
- 社長ではなく、息子や妻でも相談できるのでしょうか?
- はい、もちろんです。事業承継問題は、社長以外の方も意思決定に関与されるケースも多いと思いますので、お気軽にご相談ください。
- 従業員に継がせることのメリットと難しさはなんでしょうか?
- 会社をよく理解しているという意味では、従業員に会社を引き継ぐことはメリットになりますが、「会社株式を受け取る資金が用意できない」/「銀行から求められる個人保証に抵抗がある」というケースが多く、承継難易度が非常に高いのが実情です。各事業承継手段のメリットとデメリットについてはこちらをご覧ください。
- 買手が見つからない場合もあるのでしょうか?
- 秘密漏洩に注意しながら、慎重に買手をさがすため、時間もかかりますし、買手が見つからない場合もあります。一般的に買手が見つかりにくいのは、①売却希望金額が高すぎる ②売主様に特色(業界がニッチ、メーカー系列色が強い)がある場合などです。ただし、売主様の特色が長所になる場合もありますので、まずはご相談ください。
- 複数のM&A仲介会社に相談しても大丈夫でしょうか?
- 複数のM&A仲介会社への相談をおすすめします。各社サービスの違い、貴社と担当者の相性などがありますので、いろいろなM&A仲介会社の担当者から話を聞いた上で信頼できる会社を選ばれると良いと考えます。ただし、秘密漏洩の恐れがあるので、信頼できそうな会社を選ぶこと、最終的にそのうちの1社とだけ仲介契約を締結してM&A取引を進めることが安全と思われます。
弊社のパートナー企業様は、「事業承継総合センター」の提携基準を満たした会社様のみになりますので、ご安心してご連絡ください。
- 顧問税理士や顧問弁護士に仲介してもらうことは可能でしょうか?
- M&Aの経験がある税理士や弁護士であれば、アドバイスをもらうことは可能です。ただし、税理士や弁護士は、御社側のアドバイザーの立場であり、利益相反の観点から仲介者にはなれないと考えます。
また、ドクターに診療科毎の専門があるように、M&Aも専門性の高い領域ですので、M&Aに精通した税理士や弁護士のアドバイスが必要と思われます。
- 後継者候補はいるのですが、本人にはそれを伝えていません。どうすればよいでしょうか?
- 例えどんなに業績の良い会社でも、事業を承継するかどうかは本人が決めることですので、早めに本人の意思確認を行うことをおすすめします。
後継者がいる場合といない場合では、株価対策などすべきことの内容を大きく変える必要があったり、対策に時間が掛かる可能性があるためです。
- 役員として入っている子息、子女の処遇はどうなりますか?
- 子息、子女本人の意向と買手の意向を調整する必要はありますが、一般的には、そのまま役員として社内に残る場合が多いようです。
- 社名を残したいのですが、社名は変わってしまうのですか?
- 中小企業のM&Aにおいて、基本的に社名を変えることは少ないです。買手の意向によりますが、売主様が社名を残してほしい場合には、社名を残すことをM&A契約書に条件として記載しますし、社名を変えることによって売上が減少する可能性や変更による事務手続きの増加など、デメリットもあるため、社名を変更しないケースが大半です。
- 清算とM&Aでは、どちらが得ですか?
- ケースバイケースですが、資産をたたき売ることになる可能性が高い清算を行うよりは、資産が適正に評価されることに加えて営業権が加味されるM&Aの方が手元に残るお金が多くなるこケースが大半です。
- 地方の中小企業の経営オーナーです。メインバンクか東京の大手M&A仲介会社に依頼しようと思ってますが、迷っております。どうすればいいですか?
- 基本的には、ご自身が最も信頼のおける相談機関に相談を頂ければと思っていますが、まずは御社と利害関係がなく気軽に相談できる弊社に相談頂ければ幸いです。弊社であれば、ネガティブな情報を頂いても融資に影響はありません。
また、弊社は全国各地のM&A会社と連携しているため、その時最もスピーディに貴社にあった買手を紹介頂ける仲介会社様のご紹介が可能です。
- 買収されたら私はすぐに辞めさせられるのでしょうか?
- ケースバイケースですが、すぐに売主様が辞めるケースは稀です。もちろん買手の意向と売主様の意向を調整する必要はありますが、売主様の意向が尊重されます。
ただし、一般的に高齢の売主様は、相談役や顧問として1年程度の引継期間を経て、リタイヤされることが多いです。年齢の若い売主様の場合は、役員等で会社に残り、活躍されるケースもよくあります。
- 会社の”売り時”はいつなのでしょうか?
- 会社の売り時を、「高値で売れるタイミング」「買手が多く集まるタイミング」と言い換えると、会社の業績が右肩上がりのときや業界再編のタイミングのときが、ベストなタイミングです。
一般的に、M&Aの世界では「売りたくないときが売れるとき、売りたいときは売れないとき」と言われる程です。
みどり合同税理士法人グループ・みどり未来パートナーズ監修