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成功事例インタビュー

「社長の元気は会社の元気」。相談することから始めるM&A

製造業

譲渡事例
2020.08

05

「社員を大切にする」価値観を共有できる社長と巡り合えたことがM&Aの決め手に

自動車産業が盛んな愛知県豊田市で製造業を営む伸立電機株式会社。半世紀にわたって培ってきた制御盤の設計・製作技術をもとに、日本のモノづくりの根幹を支えるメーカーです。長年同社の舵取りを担ってきた深谷英司様に、M&Aを決意したきっかけや、事業承継総合センターの利用方法、譲受け企業を選ぶポイントについて語っていただきました。

◆プロフィール
伸立電機株式会社 シニアマネージャー
深谷 英司(ふかや えいじ)

専門学校を卒業後、設備関連の会社、電機工事を行う会社での勤務を経て、28歳で父親が創業・経営する伸立電機株式会社(愛知県豊田市)に入社。2012年から同社の代表取締役を務め、2020年に株式会社鈴鹿(三重県鈴鹿市)のグループ会社として資本提携。現在は伸立電機株式会社のシニアマネージャーを務める。

譲渡企業

譲渡企業

伸立電機株式会社

所在地:
愛知県豊田市
業務内容:
制御盤の設計・製造業
売上高:
1億3,000万円

※M&A実行当時

愛知県豊田市で、自動制御装置の電気回路設計・製造を手がける伸立電機株式会社。1968年に先代社長の深谷孝治氏が、伸立電機製作所として設立し、モーター修理、制御装置の製造を開始。トヨタ自動車をはじめ、多くの自動車関連企業へ制御盤を納入し、自動車メーカーの根幹を支える。

譲受け企業

譲受け企業

株式会社鈴鹿

所在地:
三重県鈴鹿市
業務内容:
電気設備工事業、機械設備工事業、土木・開発事業、建築工事業(耐震工事)など
売上高:
58億6,400万円

※M&A実行当時

電気工事業を主力として建設業に携わり、設計から施工、検査まで一気通貫で手がける。社員一人ひとりの価値観を最大限尊重し、社員の仕事に対する価値観に合わせて、仕事の裁量を与え仕事を遂行していく「価値観型組織」を採用。地方の建設会社でありながら、年間600人の求人応募が寄せられる。

M&Aを考え始めた経緯・きっかけを教えてください。

当社は自動制御装置用電気回路の設計、製作、組立を行うメーカーです。制御盤とは、自動制御機器や電気機器、電気部品などを入れた装置のことで、工場に設置された機械を操作したり制御したりする役割を果たしています。愛知県には数多くの自動車工場・商品工場が存在しており、これまでにトヨタ自動車をはじめトヨタグループの自動車関連企業を中心に、さまざまな生産現場で日本のモノづくりを支えています。

しかし、昨今の採用難により、深刻な人手不足に悩まされていました。当社は少数精鋭で営業しており、技術者は制御盤の設計から、製作、組み立てまで一連の作業を担当します。一通りの作業に携われるようになるまで10年以上を要するため、人材の育成も容易ではありません。一人欠けると業務に支障が出てしまう状況の中で、採用活動を行うも結果が伴わず、技術者の離職も防げない。業績は順調でしたが、この状況に歯止めをかけなければ次の年には業績の悪化が確実で、先行きに不安を感じていました。

その不安は的中し、翌年には業績も低迷。技術者が一人、また一人と離職し、挽回できる兆しすらない状況に頭を抱えました。すぐに会社を畳まなければならないわけではありませんでしたが、3年、4年経てば資金繰りにも窮するようになり、悲惨な結果に至ることも容易に想像できました。この状況を打開する方法がないか試行錯誤し、M&Aを活用できれば、人材不足を解消できるのではないかと考えるようになりました。

M&Aを進める上で、相談した人はいますか。

まず、経営者のためのM&Aセミナーに参加しました。当時は会社を譲渡(売手)するか、譲受け(買手)するか、立場を明確に決めておらず、M&Aへの理解を深めたいという一心でセミナーに参加しました。ただ、話を聞いてみると成功事例ばかりで、M&Aを実施することが果たして良いことなのか確証を持てませんでした。というのも、インターネットで調べてみると、M&Aの成功率は決して高くなく、失敗事例も多いからです。譲渡側になったとしても、M&Aを実行して何も残らなかったら……。譲受け側になったとしても、買収費用があれば良いわけではなくM&A成立後の統合が重要……。調べれば調べるほどわからないことがたくさん出てきて、安易にM&Aを実施することはできないと思い直しました。

その間にも技術者の退職が相次ぎ、余談を許さない状況の中で誰に相談すべきか、どうやってアプローチすれば良いのか思い悩みました。父から引き継いだ会社を手放すことに対して、葛藤もありました。周りには昔ながらのオーナー社長も多く、どう見られるのか気にならないわけではありません。でも、そういったことを気にしていても会社のためにはならないと考えていた時に、偶然リクルートの事業承継総合センターのサイトを見つけたのです。M&Aを行うかどうかよりも、話だけ聞いてもらおうという気持ちで連絡を取ったところ、すぐに返事が来て面談を行いました。

事業承継総合センターの担当者と会った時の印象を教えてください。

「人手不足という経営課題をどのように解決するか」誰にも悩みを相談できず一人で抱え込んでいたので、話を聞いてもらうだけでだいぶ楽になりましたね。また、事業承継総合センターのM&Aサービスは、買手候補企業との面談が発生するまでは費用が発生しないので安心して面談に臨むことができました。相談する頃には会社を譲渡する意向でいましたが、会社の規模にかかわらず失敗となったケースも少なくありません。そもそもM&Aを行うべきか、本当に譲受け企業が見つかるか、全くわからない状況でしたが、この件に関して事業承継総合センターほど真剣に考えてくれる方、話せる方がいなかったので、事業承継総合センターに仲介会社の紹介を依頼しました。

仲介会社を選ぶ上で重視した点はありますか。

各仲介会社には得意ジャンル、得意とする案件規模があるということは知っていたので、その点を気にしていました。ただ、私からお伝えするまでもなく、事業承継総合センターから紹介されたのは、製造業や中小企業のM&Aに強い仲介会社だったので、安心して任せられました。

心強かったのは、仲介会社との面談に事業承継総合センターが同席してくれたことです。仲介会社に直接言いにくいことでも、事業承継総合センターに伝えれば交渉してくれるというシステムがあるので、どんな仲介会社でも問題ありません。二人三脚でM&Aをフォローしてくれるのは私にとって大きな安心材料でした。その後、3ヶ月も経たずに仲介会社とのアドバイザリー契約を締結し、M&Aのプロセスに進んでいきました。

譲受け企業を選ぶ上で重視していたポイントについて教えてください。

譲受け先としては同業種や、製造業を機能の一つとして持っている企業が良いのではないかというイメージを持っていました。当社と同様に人手が少ないという課題を持っている企業であれば、スムーズに運ぶと考えたからです。ただ、そもそも名乗りを上げてくれる会社が存在するかもわかりません。そのため、仲介会社を選ぶ上で重視した点はありませんでした。

不安な気持ちで仲介会社からの連絡を待っていたところ、当社に興味を示した企業が2社ほど現れました。その1社が、今回資本提携を決めた株式会社鈴鹿です。初めてのM&Aということもあって、私としてはトップ面談の前に、相手企業の情報をできるだけ集めておきたい、企業情報だけでなく経営者の考え方についても知っておきたいと考えて、仲介会社に情報を請求し、比較・検討の材料にしました。

今回の譲受け企業を選んだ理由について教えてください。

興味を示した2社のうち、実際にお会いしたのはM&Aに前向きな姿勢を示した株式会社鈴鹿。トップ面談で最も印象に残っているのは、相手社長の考える人材育成や組織のあり方が、まさに私の理想とする組織のあり方だったことです。社員一人ひとりの価値観を最大限尊重し、個々の仕事に対する価値観に合わせて組織を変化させていくという考えは、少数精鋭の組織で技術者が主体性を発揮できる会社を目指す私の理想とするところ。「社員を大切にしたい」という社長は多いものの、それを20年間実践するのは大変なことです。付け焼き刃的な発想ではなく、そういった文化が組織として根付いている鈴鹿なら、当社の技術者も活躍できると確信しました。

今回、実際にトップ面談まで進めたのは鈴鹿だけでした。条件なども含めて他の会社と比較したいと考えていましたが、結果だけでいうと1社だけで良かったかもしれません。買手候補を比べると、悪いところばかりに目が行きがちで、別の会社が名乗りを上げるかもしれないと決断が揺らぎかねないからです。

最終的な決め手は、鈴鹿の社長が私の悩みを解決する答えを示してくれたからに他なりません。「人手が足りない」という悩みに対して、「技術者を送ります」と即答いただけたことはとても心強かったです。一度の面談で相手企業の経営理念、文化など全てを理解するのは難しいのが実際です。だからこそ、社長の考え方に納得できるかどうか、社長の言葉を信じられるかどうかを重視すべきです。ホームページに掲載されている情報よりも、実際に話してみた印象はどうか、信頼できる社長なのか。そこで不安を感じたり、迷いがある場合は止めた方が賢明です。私も相手社長の言葉をすぐに信じることはできませんでした。しかし、その言葉を信じたいと思えるほど社長の言葉は重く、私の背中を押すには充分すぎるものでした。事業承継総合センターに相談してから1年という短い期間で成約できたのも、信頼できる社長と巡り合えたからだと確信しています。

M&Aを成約した今の率直な気持ちを教えてください。

仲間が増えて嬉しいというのが率直な気持ちです。「経営者は孤独である」と言われますが、私もずっと1人で悩みを抱えてきました。その悩みをすぐに相談できるというのはとても心強いです。2020年の9月1日から鈴鹿のグループに入ったばかりですが、お互いに助け合えているという感覚があります。

鈴鹿グループは200人規模ですが、毎年新入社員が20人ほど入社し、年間600人の求人応募があるようです。鈴鹿グループに入ることで、通常の採用活動では獲得するのが難しい人材でも獲得しやすくなり、また人材の柔軟な異動、配置も可能になり、より技術者が活躍しやすい会社になるのではないかと期待しています。

最後に、事業承継を検討する経営者にメッセージをお願いします。

人が定着しない、後継者がいないという悩みを抱えている経営者も多いと思います。そして、多くの方が5年後、10年後のビジョン思い描き、経営に携わっていらっしゃいます。描いていたビジョンから外れた時に、会社の中に相談する相手がいれば問題ありませんが、多くの中小企業では、社長が一人で切り盛りしている状況です。一人で悩んでいては、いいイメージを描きづらく、何より会社の元気もなくなってしまいます。

私自身、事業承継総合センターに話を聞いてもらうだけで救われたので、M&Aを実施する・しないは別として、話を聞いてもらうことから始めても良いと思います。仕事とM&Aを両立する重圧も大きいですが、それ以上に今の悩みを解消することが先決。コロナ問題がいつ収束するのか、経営者であれば不安を抱えていると思います。しかし、あの時事業承継総合センターに相談していなかったら……と考えると、早めに相談して良かったと思います。まずは相談することから、会社の未来を考えてみるのも良いと思います。

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