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約3ヶ月のスピード成約を実現。成功の要因は、タイミングと判断の早さ

印刷業

譲渡事例
2022.08.05

10

廃業を検討していた印刷業。納得できるお相手と短期間でのM&Aを実現

神奈川県横浜市で印刷業を営むジュエル印刷。創業50年以上の長い歴史を誇るジュエル印刷は、後継者不在と先行き不安から当初は廃業を検討していましたが、取引先企業との関係性継続のためM&Aを選択し、約3ヶ月でスピード成約を果たしました。今回は、M&Aに至った背景や成功の要因、M&A後の変化などについて、代表取締役 能條三夫氏に伺います。

譲渡企業

譲渡企業

株式会社ジュエル印刷

業種:
印刷業
売上:
非公開
譲渡理由:
後継者不在/取引先企業との関係性の継続
譲受け企業

譲受け企業

社名非公開

業種:
印刷業を含む複数事業を展開
売上:
非公開
譲渡理由:
事業拡大

貴社は創業50年以上と長い歴史をお持ちです。当初、廃業を検討されていた理由について教えていただけますか?

【能條】 ジュエル印刷は、昭和42年に創業し56年目を迎える会社です。私は2代目ですが、もともと75歳まで代表を続けたのち、廃業する予定でした。その背景には、後継者不足とペーパーレス化による売上の減少があります。不況で売上が減り、将来的に倒産する可能性もありました。今後さらにペーパーレスが普及すると考えられる昨今、将来性がないと考え、早めに手を打つ必要があると考えていました。実際、私が所属する神奈川県印刷工業組合には当初400社ほどが参加していましたが、現在は130社ほどに激減しています。印刷業の厳しさを間近で見る中で、対策を講じる必要性を感じていました。

廃業を検討していた中で、M&Aによる譲渡を視野に入れたきっかけにはどんなことがありましたか?

【能條】 M&Aについては、銀行2社からも声がかかっていました。私は神奈川県印刷工業組合の理事を務めており、組合で開催された事業承継セミナーに参加したこともあります。しかし、M&Aについていろいろ話は聞いていたものの、結局資金力がないと難しいと思っていました。その時、ちょうどタイミングよく担当の税理士先生から声がかかり、十分な資金がなくてもM&Aが可能であることを知ったのです。そこから、廃業ではなくM&Aによる譲渡についても考え始め、リクルート社に依頼してお相手を探すことになりました。

それまで、M&Aにはどのような印象がありましたか?

【能條】 M&Aを行う前は、ある程度大きな会社が吸収合併するような印象を持っていました。何億・何十億といった大きな取引を行うイメージがあり、仲介業者に払う手数料など金額面での心配もありました。しかし、リクルート社に相談したところ、想像していたほど手数料はかからないと分かり安心しました。

譲渡先を選ぶ際に重視したポイントを教えてください。

【能條】 特にこちらから条件は出しておらず、あくまでも仲介業者のアドバイスに従いました。譲渡先の候補として3〜4社ほどアプローチがありましたが、譲渡することになったA社が1番はじめにアプローチしてくれました。熱心にアプローチしてくれたため、向こうの資料もチェックしたうえで、譲渡を決めました。
唯一こだわった点は、スピードです。9月末までにM&Aが決まらなかったら廃業する予定だったので、手続きなども考えると7月末までには結果を出したいと思っていました。結果的に、4月に相談し8月初旬に契約が成立するというスピード感のあるM&Aを実現できました。

最終的に今の譲渡先を選んだ決め手は何でしたか?

【能條】 会社の財務状況や人員体制などのデータ的な面はもちろんですが、譲渡先の社長との面談で信頼できるお相手だと判断しました。実は、契約成立まで譲渡先の社長とは2回しか会っていません。それでも、初めてお会いした時にざっくばらんにお話していただき、信用できると判断したのが決め手ですね。

M&Aを進めるうえで、大変だったこと・印象的だったことはありますか?

【能條】 非常にスムーズに進んだため、大変だったことは特にありません。M&Aの交渉よりも、契約直後の引き継ぎが大変でしたね。取引先になるべく迷惑をかけないことが最優先だったため、資料やデータを私自ら用意し、営業担当者にスムーズに引き継ぐよう努めました。
譲渡先のA社はある程度の規模があり、大きな倉庫もありました。その倉庫を見て、印刷業の案件も問題なく受注できるスペースがあると安心できましたね。また、A社の営業担当者と何度も打ち合わせをし、工場見学で機械の説明をしてもらったり、営業スタイルについて伺ったりなど、スムーズにコミュニケーションを取れました。営業担当者のフットワークが軽く、いろいろと動いてくれたのがありがたかったですね。M&Aで吸収されたというより、これからの将来をお手伝いしてもらい一緒に大きくなっていくイメージを持てました。

リクルートに依頼してM&Aを行った感想を教えてください。

【能條】 本当にいい仲介業者を紹介していただいたと感謝しております。仲介業者の担当者も知識が豊富で、今までのM&Aの経験からさまざまなお話をしていただきました。また、7月末までの短期で成果を出したいという事情を受け、ジュエル印刷メインで積極的に動いていただいたのもありがたかったです。リクルート社に出会ったタイミングも、担当者もどちらも非常に良かったですね。

今回のM&Aが成功した要因はどのようなことだと思われますか?

【能條】 一線を退くタイミングや譲渡先選びなど、とにかく早めに判断したことですね。1〜2年先延ばししていたら、譲渡先が見つからずM&Aは成功していなかったと思います。やはり判断する時期が重要です。
もともと営業を自分1人で担当していたため、材料費の高騰や将来性など、印刷業が置かれている厳しい状況を肌で感じていました。現場を知っていたからこそ判断できたのだと思います。

M&Aを実施して、どのような変化がありましたか?

【能條】 従業員には直前に発表しましたが、やはり先行き不安を感じていたようで、抵抗はありませんでした。取引先には、契約を締結する数週間前にハガキで通知したり、電話で説明したりしましたね。譲渡後は、A社の営業担当者と一緒に挨拶回りを行いました。
私との付き合いで取引をしていただいていた会社もあったため、M&A後も継続して取引できるよう、引き継ぎが大変でしたね。結果的に、関係性を保ったままスムーズに移行できて良かったです。

今回のM&Aによって期待していることは何ですか?

【能條】 今後も、今までの取引先と継続してお付き合いできれば嬉しいですね。私との付き合いで取引をしていただいていた会社もあるため、引き続きしっかりサポートできればと思います。
M&Aをして良かったのは、さまざまな責任から解放されたことです。今までは月末になると支払いで頭がいっぱいでしたが、今では解放され、ご飯が美味しく食べられるようになったり熟睡できるようになったりしました。以前は朝6時に起きて8時半には出社していましたが、今では10時ごろに起きて、お昼もゆっくり食べられています。(笑)
ですが、じっとしているのは好きではないため、新たな就職先を見つけたいですね。それから、妻が鍼・灸の資格を持っており、若い頃からお店を持ちたいという夢があります。その夢を叶えたいですね。

最後に、M&Aを検討している方にアドバイスをお願いいたします。

【能條】 成功のポイントは、判断するタイミングです。適切なタイミングで判断するためには、情報が重要です。情報網があれば、さまざまなところから情報が入り、判断に活かしやすくなります。いろいろな人と付き合い、情報網を広げていくことが大切だと思います。

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