企業価値レポートは会社の健康診断。自社のレポートと組み合わせ、顧客との関係を深めるパワフルなツールに
はじめに
有限会社アルプランニングは群馬県太田市に拠点を構えるFPオフィス。中小企業向けの法人顧問FPサービスを提供し、「会社と個人の資産をいかに守り増やしていくか」をサポートしています。
そのサービスメニューの一環として、取引先の企業価値を高めるために、事業承継総合センターと提携を始めました。会社の健康診断の様な形で、自社のレポートと合わせて企業価値レポートを提供しています。更には全国のFPを対象としたセミナーを開催し、企業価値レポートを紹介しています。
代表取締役の亀井貴文氏に、事業継承総合センターと提携したきっかけや、企業価値レポートの活用方法などを伺いました。
目次
事業承継総合センターと提携したきっかけ・理由
―― 亀井様が事業承継総合センターと提携しようと思ったきっかけや理由を教えていただけますか。
元々M&Aの資格を1~2年前に取得しており、中小企業が取る選択肢として、今後M&Aのニーズが増えていくだろうと考えていました。ちょうどそのタイミングで事業承継総合センターからのお電話を頂いたのがきっかけです。
大手企業のリクルートさんということで安心感がありましたし、担当者の誠実さに惹かれて提携を決めました。
―― なるほど。その時点では、まだ会社の事業としてはスタートされていなかったのですね。1~2年前から準備されいてたということは、顧客からのニーズは感じてらっしゃったのでしょうか。
いえ、ニーズは顕在化されてはいませんでした。今もそういった企業さんの方が圧倒的に多いとは思います。中小企業の場合、M&Aにいいイメージを持たれてない会社さんはまだ多いです。
すが、潜在的なニーズは今後大きくなるだろうな思っていましたので。リクルートさんのお力を借りれば、新たな事業として展開していけると感じました。
企業価値レポートの活用方法
(1)既存顧客との関係づくり、コンサルの材料
―― 提携された後、企業価値レポートを上手に活用されているとお伺いしています。どういったきっかけで依頼をされたのか、きっかけや決め手となった点があれば教えていただけますでしょうか。
自社では毎月顧客に提供しているレポートがあり、PDCA管理をするツールとして使用しています。自社のレポートと企業価値レポートを組み合わせることで、顧客に更なる価値を提供できると考え、活用させて頂くことにしました。
―― ありがとうございます。企業価値レポートをお渡しする際のタイミングは決まっているのでしょうか。また、お渡し頂いた際の反応や、企業価値レポートをきっかけにアクションに繋がった事例などがあればお聞かせください。
企業価値レポートは顧客の決算のタイミングで年1回お渡ししており、会社の健康診断的な位置づけとして企業価値の見直しを行うツールとなっています。今まで20社前後にお渡ししていますが、自社の価値が経営者様が思っていたよりも高いととても喜ばれ、「税理士や銀行からは教えてもらえなかった」と好評いただいています。
―― オペレーションに組み込んでいるということなのですね。企業価値レポートが顧客との関係性にも影響しているのですね。
そうですね。元々のメイン事業であった保険事業はM&Aという形で事業譲渡したのですが、現在のメイン事業である中小企業向けの法人顧問FPサービスでは、「会社と個人の資産をいかに守り増やしていくか」をサポートしています。メイン事業において顧客の企業価値を高めていくといった点でも、企業価値レポートは非常にありがたいですね。
企業価値レポートの活用方法
(2)セミナーでの紹介
―― その他の活用方法もありましたらお伺いできますでしょうか。
はい。昨年から全国のFPを対象としたセミナーを開催し、弊社の法人顧問サービスのノウハウを教えるということもしています。担当者にもゲスト講師で来ていただきました。事業承継総合センター様と提携することや企業価値レポートを活用することが、FPとしての価値を高めることにもなるとのご紹介もさせて頂きました。
1月末には現担当の清水さんにお越しいただく予定です。コミュニティーも50名ぐらいの規模になってきましたし、全国のリクルートの担当者様と連携していくことで、更にwin-winな関係を構築できると思っています。
―― 同じFPの方々にもこういったツールがあるとご紹介頂いているということですね。そして、その方々が新しいリクルート社の提携先になっているのですね。
リクルートさんと共催でオンラインセミナーを開催したこともあるのですが、名前が知られている大手企業ということもあって安心感もあり、集客力がアップしました。そのような点でもFPにとってリクルートさんと提携するのは有益だと思います。
―― なるほど。確かに知っている名前があると、それだけで安心感がありますよね。
今後の展望
―― 続いて今後新しく検討している活用方法があれば教えていただけますでしょうか。
なかなかM&Aという案件自体がすぐに着地しないという特性もありますが、M&Aの売り手・買い手をリクルートさんにトスアップすることに尽きると思います。
ほかの提携先へのメッセージ
―― 最後に、今後企業価値レポートを活用しようと検討されているFPさんに、1歩背中を押すようなお話があれば教えていただくことは可能でしょうか。これまで20社くらいに企業価値レポートをお渡ししてきた経験から、差し支えない程度で結構なのですが。
リクルートさんと提携を検討されている又は提携されてる会社は、広いくくりで何かしらの金融ビジネスに携わっていらっしゃる方だと思います。その様なビジネスをする場合、顧客の財務状況が分からない状態で販売することは難しいですよね。長いお付き合いをしたいと考えている顧客に対して、会社の健康診断の様な形で企業価値レポートを活用すると、財務状況も把握しやすいのではないでしょうか。
その上で、顧客に合った金融商品のおすすめ、財務状況の見直しなどを提案をするきっかけになると思います。きっかけとして、企業価値レポートはパワフルだと思いますね。決算書は情報の宝庫ですので。
また、M&Aの案件を紹介するなどリクルートさんとのwin-winな関係を続けることで、結果として全国の中小企業にも更なる価値提供ができると考えています。
―― 視点が高いお話を聞けて、本当にありがとうございました。
話者紹介
有限会社アルプランニング
代表取締役 亀井 貴文様
会社概要:群馬県のFP事務所。法人・個人双方に強みあり。全国のFP向けに法人顧問のセミナーや会員サービスあり
連携状況:2021年3月に提携。弊社の企業価値算出サービスの活用、全国のFP向けのセミナーにリクルートも登壇実績あり
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